観光名所としてのカッパドキアの岩窟群

トルコの「ギョレメ国立公園」には、まるで地面から生えてきたかのような三角形の奇岩群が集まった地帯があります。一見すると人工物にも見えますが、これは火山活動によって堆積した灰や溶岩の台地が雨によって浸食されてできたものです。この土地に2世紀頃からキリスト教の修道院たちが、修行の場として移り住んできました。修道士たちは岩を削りだしていき、居住スペースを作っていき、現在のカッパドキアの岩窟群ができたのです。 奇岩群の周りには「ギョレメ野外博物館」があり、当時の教会の様子をみることができます。天井には美しいフレスコ画が描かれており、修道士たちが生活を送っていた痕跡などが見て取れます。

 

カッパドキアの地下都市

カッパドキアには広大な地下都市があります。当時、その地に住んでいたキリスト教の修道士たちが、ササン朝ペルシアやイスラム帝国といった外敵から逃れるために、地下に居住空間を造ったのが始まりです。カッパドキアには現在36の地下都市が発見されており、そのなかでデリンクユ、カイマクル、オズコナーク、マズコイの4つが一般公開されています。 地下都市に足を踏み入れると、フィクションの世界に迷い込んだかのような錯覚に囚われます。

 

カッパドキアの他の見どころ

ギョレメ国立公園内には岩窟を利用した街があり、多くの観光客の宿泊場所となっています。なかには当時の修道士さながらに岩窟を利用したホテルもあります。設備の整ったホテルもいいですが、こうした天然の地形を生かしたホテルに一泊するのもエキゾチックな思い出として残るでしょう。